こんにちは、管理人です。
今日は書籍の紹介です。2014年に発売された『エッセンシャル思考』の概要と考えたことを紹介していきます。

エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考とはボクなりの言葉で一言で表すならば、『力を分散させずに一点集中で突破しなさい』ということを言いたいのだろうと思います。
仕事や生活、断る技術、時間の使い方、集中の仕方などなどこれ1冊を深く学ぶほどに実践で生かせることが書かれていました。
上手に仕事を断るテクニック




上手に仕事を断るポイント
- とりあえず黙る
- 代替案を出す
- 予定を確認して折り返します
- 自動返信メール
- どの仕事を後回しにしますか?
- 冗談めかして断る
- 肯定を使って否定する
- 別の人を紹介する
『とりあえず黙る』は相手に沈黙を与え、気まずい雰囲気を感じ取らせることができればいいらしい。
しばらく黙ってから自分の意見を言うと相手も自分に対して頼みづらくなる、とちょっと心理テクニックを利用した断り方です。
『代替案を出す』は相手に歩み寄りながらやんわりと代替案を出すことによって、相手に悪い印象を与えることなく断ることができるとのこと。
これも相手の心を読んだ心理テクニック。
『予定を確認して折り返します』は一旦時間をおいてから連絡を入れると、断ることが容易になるということです。
仕事では何でも即決即断している人がいますが、そればかりしていると自分の首を締める結果になってしまい、自滅してしまいます。
『どの仕事を後回しにしますか?』は特に上司から頼まれた依頼の時に使えるテクニックで、言われてしまった上司は筋の通った断り方に納得してしまい、その仕事は何でも引き受ける別の部下にまわしたそうです。
これは仕事をしている中で結構あるあるですよね。忙しくはないんだけどやたらと断ることに長けた人がボクの周りにも居ますが、その人は仕事を断り過ぎているために周りの人間から『あいつは仕事を全然やっていない』と感じられていて印象を悪くしていますが。。
『肯定を使って否定する』テクニックはとても高度で、いくらかは力になりたいが全面的に巻き込まれたくない場合にきわめて有効との事。
依頼された仕事の全部を自分がやってしまうのではなくて、3割程度を行って残りの7割を他の人に委ねる時に使うテクニックですね。この場合、押し付けられた仕事を全部把握していることが大事で、全部は引き受けないで残りの仕事は他の人にお願いするやり方で、自分の仕事時間を減らすテクニックです。

とりあえず相手から言われたことを正直に全部引き受けないで自分じゃなくてもできる仕事は『ボクは○○の仕事をやっているので、依頼を受けた仕事は残念ながら処理することはできません』と理由を明確にして断るアクションを取ること、そういうアクションを取るという印象付けることで相手も雑務を頼みにくくなります。押し付けられた仕事ばかりで残業ばかりしている人はやってみてほしい。
仕事に遊び心を取り入れろ
特にIT系の会社に多いのですが、『遊び』を取り入れている会社は多いように思います。
Googleは会議中にスマホをいじりながら多角的な意見を求められているし、オフィスにはゲーム機などが置いてあるみたいです。(ネット情報ですが)
この本も遊びが大事と書かれていてその理由として
- 選択肢を広げてくれるから
- ストレスを軽減してくれるから
- 脳を活性化させるから
と書かれています。

ボクはこの言葉の意味がよく分かりません。遊びが本質的??いったい何をもってそう書いたのでしょう。
ただ言えることは遊びを仕事に取り入れている会社は長期的に仕事をし続けていきやすいと思います。ボクも社内で意図的に有志を募り、ゴルフ懇親会を定期的に開催して遊びのコミュニティーを提供しています。これは大事なことだと思います。
総括
エッセンシャル思考のイメージ図を表すと上の写真のようになるらしい。
無理、無駄な仕事や時間を極力なくし自分にとって価値のあるもの、有意義なことに人生という時間を使いなさいという、意識していないと忘れがちなことを『そういえば、そうだよね』って思わせてくれる本です。
これを読むと『こんな自分でも変われる』とちょっと自信がつくんじゃないでしょうか。(もちろん、本に書いてあることを実際に行動してみてからの話ですが。。)
とても読みやすい本だし何度でも読み返しても学びがあるとおもうので、このゴールデンウィーク中に読んでみて下さい。
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