こんにちは、管理人(@yamagasuki96)です。
今回は、管理人が興味を持っていた本の書評紹介を行いたいと思います。話の内容が充実していたので3回に分けて記事を書いていくことにします。


くれぐれも、クビになる(Be fired)という意味ではありません。
筆者がこの本を書こうと考えたきっかけ
筆者は中国人の女性で家庭は貧困に喘いていて、のちに父親の仕事の関係でカナダで暮らすようになりそこで他の人との生活水準の差から「自分は貧困である」ことを悟ったようです。
そして、その貧困環境から「欠乏マインド」(食べ物など何かが不足しているときそのことが生活の中でもっとも重要なことになること、そして他のことは何も考えられなくなること)が自分の精神をも変えてしまったそうです。
欠乏マインドのおかげで筆者はお金に対して執着するようになりました。貧困環境がきっかけでお金の勉強をするようになったんですね。
貧乏な時はやりたいことをしてはいけない!?
自分のキャリアを考えた時に『やりたいことを優先的に考えて職業を選ぶ』ことをしてしまいがちですが、筆者はコスパで選べと言っています。


例えば、医者や弁護士はそれなりに高給取りになれますが、医学部進学時のお金や法科大学院や弁護士予備校のお金が掛かるのでコスパが良いとは言えません。
しかし、配管工は2年間のコミュニティー・カレッジで取れる準学士の学位しか必要にならないため、授業料を安く済ませることができます。
POTスコア=給与の中央値と最低賃金の差額/学位に掛かった総費用
POT=Pay-over-Tuition の略
筆者はこのスコアを算出し、やりたかった仕事(作家業)を諦め、コンピューター・エンジニア業に就職します。
この考え方は今の世の中ではとても大事なように思えます。
どこの大学の学費も高くなっている中で、コスパ良く就職するためにはITやWebエンジニアの専門学校に2年間通い、そこでWebスキルを学んだ方が今後の人生を生きていく上で賢い生き方だと思います。
ボクは大学では理系でしたが現在は経理や労務管理の仕事をしていて、最近はじめたブログも大学の知識は全く生かされていません。お父さん、お母さんごめんなさい。
自分自身のセーフティネットを作る
現在の日本社会も問題に直面していると思いますが、突然の解雇やアウトソーシングから身を護るためにも、需要のあるスキルを磨き続けることで「特別」な存在になることが必要不可欠になってくるとの事。
解雇になる前に、自分の仕事スキルの強化の他に社会ニーズのあるスキルも独学で磨き続けなければいけません。
最近では『プログラミングスキル」だったり『Web構築スキル』『SNSマーケティングスキル』などが該当するでしょうか。


これは中小企業を経営している人にも言えるかもしれません。不景気になったら国や地方自治体に頼る、というのは自分自身のセーフティネットを作っていなかったということでもあるので、(事業がうまくいかなかったら廃業して磨いたスキルが生かせる会社に就職すればよい)辛口コメントになってしまいますが、考えが甘かった、ということですね。。。
でも、ぶっちゃけ国からの10万円はもらえるもんならもらいたいですが。
今回の書評はここまでとします、次回からは具体的に資産運用方法に入っていきます。