こんにちは、管理人(@yamagasuki96)です。
この書籍を読んで今回は投資方法について解説をしていきます。
物欲には際限がない
お金があればいろいろな物が買えますがものを買って嬉しかったり、心がハッピーになれる時は最初の頃だけだということを言っています。


著者はこの心が高ぶる状態を『ドーパミン』と表現しています。(麻薬で麻痺してしまうものってイメージかな)
そしてこのドーパミンはたくさん所有すると人を不幸にする、と言っています。代わりに経験やスキル取得にお金をかけろと言っています。
より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人はより幸福になり、より人生に満足するのです。

昔の人の価値観だと『家の一室に書斎コーナーを作って本をたくさん所有しよう』とか思っている人がいますが、ボクはそんな人に一言、『果たしてそんなに本を貯め込んで、再度読むことってありますか』って思っちゃったりしてる。最近ではキンドルの電子書籍を使えば、たくさんの本が読み放題なので書斎コーナーはもはや無用の産物になる、ということですね。
そんなに貯めるくらいならばメルカリで高値で売れる時に速攻で売ってしまいます。
マイホームは負債でしかない
マイホームは日本だけでなくカナダでも負債でしかないそうです。
なぜならば、住宅ローン購入費の他に固定資産税、仲介手数料、火災保険などありとあらゆる諸経費が掛かるため、それでもマイホームを購入したい、という人は「150の法則」に当てはめて考えてみて、それでも購入したいのならば購入検討すれば良いとのことです。
150の法則とは
毎月の住宅ローンの返済額に150%を掛けます。
そのはじきだされた費用が住宅ローンの返済額の方が高いのならば、賃貸にすべきで、家賃の方が高かったら家を購入するという考え方です。

ボクも中古住宅を購入してしまったので、なかなかFIREとは程遠い生活をしていますが、住宅の購入にも一部メリットがあるのでそこを書いておきます。
- 住宅ローン減税が得られる
- 立地次第では購入価格よりも高く売れる
- 少なくとも5年以上は住むべき
住宅ローン減税は1年で約20万円が年末に還付され、10年間あるから全部で200万還付されるシステムです。
毎月95,000円の住宅ローン返済していたら年間で114万だから住宅ローン減税を加味すると年間95万という計算になります。
また、カナダと違って日本の不動産は立地次第では買値よりも高く売れるケースもあり、とりわけマンションは立地が全て、と言っても過言ではないです。
但し新築マンションだけは実売価格よりも2割増で売られていることが多いので、新築マンションを購入した人は早めに売ったほうがいいかもです。
さらに、売る時も不動産業者を利用すると思いますが、中古物件を5年以内に売るケースと5年以上経ってから売るケースとでは、売買手数料がかなり変わってくるので、手数料で損をしたくなければ、5年以上は住んでおきましょう。
株式市場の暴落に備える
昨今ではコロナショックによる株価暴落で損害を被って閉まった人もいると思います。
筆者もリーマンショックの暴落を受けてしまい、精神的ショックを受けたとのことでした。


筆者は「現代ポートフォリオ理論」を学びこの考え方で暴落にも耐えうるだけの投資スキルを身に着けることができました。
現代ポートフォリオ理論とは
期待リターン(株価上昇率)とボラティリティー(株価変動率)を把握し、株式と債権の割合をどのくらいにすればうまく運用できるかの理論
基本的に若い人ほど株式割合が高く、年配になるほど債権割合が高くなる。
ボクもコロナショックまでは株式100%のポートフォリオを組んでいて、暴落時に含み損をたくさん抱えてしまったのでこの考えは欠落していました。
今は、債権ETF(BND)の割合を徐々に買い増しをしていき、コロナの影響が長引きそうならば株式と債権を50:50にしようと思っています。
債権は値上がりは期待できませんが、配当金はそれなりに出してくれるので現金でほったらかしの状態にしておくよりか、少しでも配当金をもらって長期運用したほうがお金を増やせると思っています。
4%ルールでFIREの考えに至る

4%ルールとは?
もし1年間の生活費が投資ポートフォリオの4%と等しい金額であれば、リタイアしても95%の確率で30年以上にわたり老後資金が底をつかないという法則
本に書いてあることをそのままパクリました、はい。。
つまり、例えば年間300万で暮らすことができる人ならば、300万✕25=7500万の資産があればリタイアしても生き延びることができるってことです。
いろいろなFIRE本にもこの4%の法則は書かれていることが多いですね。それだけ米国やカナダでは有名な考え方なのでしょうか。
でもそんなにお金を貯めることができないよ、、って人がいるかも知れません。ボクもそうです。
年間300万貯めるためには少なくとも年収は手取りで500万ないと厳しいでしょう。
その人のためにどうすればFIREになれるのか。その方法が書かれていましたが続きは書評③で書きたいと思います。