こんにちは、管理人(@yamagasuki96)です。
今回はETFを購入する時に何を基準で見ているのか、について書きました。皆さんの参考になればいいと思います。
最初に売れ筋を見ておく
上図は米国ETFの売れ筋銘柄になります。
ボクはこのランキング(だいたい売れ筋は変わっていない)を1ヶ月に1回程度見るようにしています。

このランキングは出来高数だけではなく、金額✕出来高数で算出されています。
売れ筋 = 現在地金額 ✕ 出来高数
例えば、ランキング1位になっている『VOO』は、
263.04✕4,430,521=1,165,404,243 が売れ筋数となりますね。
経費率をチェック
ETFを購入する際にボクは『長期で運用したい』という思いがあるため経費率は必ずチェックします。
この経費率は『年間で保有し続けるとどれくらいお金が掛かるのか』という投資信託で言えば、信託報酬費みたいなものと考えておけばOKです。

0.03%の数字を実際に金額に当てはめて考えてみればいいです。
例えば、100万円分を上記ETFに運用した時に掛かる金額は、
1,000,000✕0.0003=300円 手数料は300円しか掛からないことになります。
ちなみに、2番目に人気の『SPXL』の経費率を見てみると、
同じく100万円を上記ETFで運用した時の経費は年間で9,500円も掛かってしまいます。毎年これだけ掛かると長期運用は厳しいと思うのです。
だから経費率が高いETFは購入から外して考えたほうがいいです。
騰落率(ボラティリティ)はほどほどに
『騰落率』と言うのはある期間中にどれだけ値が上がったか(下がったか)の数値ですが、これは人によって考えはさまざまだと思います。
ちなみにボクの考えだと『長期運用を目指す』ことをモットーとしているので、騰落率はできるだけ少ない方がいい、ということになります。

あっ、一言付け加えるならば、ETFは騰落率が高いほど経費率も高い傾向にあります。
私的おすすめETFは?


①バンガード S&P 500 ETF(VOO)
現在値:263.04米ドル(約28,013円) ★2020年5月6日 現在
騰落率:1.75%
経費率:0.03%


S&P(スタンダードプアーズ)というアメリカ企業を調査する組織があって、そこから主要500社を選定しています。
つまり、選ばれたエリート500社ということになります。この500社は景気によって組み換えが適宜行われているため、景気変動があってもアメリカ国内の上位500社が数値化されています。
オススメポイント
米国主要500社の株価指数を購入できて経費率がとても安い。騰落率も低く抑えられているため長期資産運用者向け。
②バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
現在値:143.67米ドル(約15,300円) ★2020年5月6日 現在
騰落率:0.04%
経費率:0.03%

さきほどのは主要500社だったのに対し、VTIは米国企業4,000社の株価指数になります。
米国企業全部の指数ということで騰落率が緩やかになる傾向がありますが、1口当たりの金額が安いこと、経費率が安いことでより緻密な積立投資がしたいと思っている人には良いと思います。
オススメポイント
米国企業全部を購入できるETF。1口当たりの金額が安い、経費率が安くて長期運用向き
③バンガード 米国トータル債券市場ETF(BND)
現在値:87.31米ドル(約9,299円) ★2020年5月6日 現在
騰落率:11.07%
経費率:0.04%


はい、株価が大暴落していて今後も不安定な要素もあることから、金額が安定している債権に投資をすることも良い手段と言えます。
分配経費率も直近で2.34%と普通預金や、定期預金の運用利回りより全然高いので普通預金で資産を眠らせておくのならば、このETFを購入しましょう。(しかもこれは毎月分配金が支払われるので、会社員の小遣い代に充ててもいいかもしれませんね)
あとは、経費率は0.04%と上記2つと比べてもあまり変わらないので長期で持っていてもそんなに損はしないと言えます。
オススメポイント
今後の世界情勢を考えると債権指数に資産が移動している、分配利回りは高めに設定されていて、経費率も安めに設定されている。長期運用向き。
まとめ(総括)
ETFは日本ではまだマイナーな分類に入ると思いますが、海外投資家の間では個別銘柄よりも運用成績が良いことから好まれる傾向にあります。
日本では『投資信託』があるからそちらで運用すればいいんじゃない、って考えもあると思いますが、ETFの方が種類が多種類でそれぞれの投資家のニーズに適したプランがあるので、より自分自身で納得できる資産運用ができると思います。
最後までブログをお読みくださりありがとうございました。
次回は管理人があまりオススメしないETFを具体的銘柄をピックアップして記事にしようと思います。